松本大学の学生が長沼へ

 松本大学経営学部観光ホスピタリティー学科の学生25名が6月25日(土)、被災地長沼を訪れ、堤防決壊場所を視察するとともに被災者の生の声に耳を傾けました。

 会場となったのは「米澤邸」です。この日は35度を超す暑さに見舞われましたが、茅葺の大きな屋根(表面はトタン張り)の下の部屋で、風が吹き抜ける中での講話でした。自らの被災の体験と地区としての対応を話したのは、津野区の区長で長沼地区の区長会長を務めている松原秀司さん。事前に寄せられていた質問に、一つひとつていねいに答えていました。

 お屋敷保存会の天利一歩会長からも、歴史的な価値があり「物言わぬ語り部」となっているお屋敷「米澤邸」について説明させてもらいました。

 学生を引率したのは、観光ホスピタリティー学科地域防災科学研究所の入江さやか教授です。入江氏は長沼の被災状況や対策を研究されており、住民の8割が避難することを可能にしたことをまとめています。

https://www.jstage.jst.go.jp/…/8/70_18/_article/-char/ja/